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IT経営の実現でもうかる仕組みの構築を!

3-1.経営戦略構築のケーススタディ(ABC商事の例):現状

 ABC商事の例

社名 ABC商事株式会社
資本金 5000万円
年商 80億円
従業員 35名
創業 昭和45年1月20日
事業内容 食品原材料の販売、卸売業、食材輸入
事業所 本社(名古屋市)/ 物流センター(名古屋市)/ 東京営業所(東京)

 現状事業領域(ドメイン)

ABC商事の例(1)

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事業価値
顧客広範囲の食品材料を、安定した品質と価格で提供
物流と情報による、きめ細かな商品とサービスの提供
業界特性
顧客 需要は漸減・需給面で供給過剰の状況
仕入先 大手食品材料メーカーの一次代理店・メーカーの戦略次第で中抜きの恐れあり
チャネル 流通は他段階構成・代理店からユーザへの直取引
競合企業 長年の蓄積のある同業者が多い
新規参入 食品材料の輸入増加
代替品 中抜き(流通の代替)の恐れあり

 SWOT分析表

ABC商事の例(2)

  内部環境分析   外部環境分析  
 
 

・優良顧客を持つ
・安定した供給ルート(仕入先)を持つ
・顧客の原料調達面の要望に最優先で対応
・顧客各部署の幅広いニーズを探りそれに協力する営業姿勢
・購買・調達・工場等の直接窓口との頻度の高いコンタクト
・仕入先からの信頼

 

・優良顧客の幅広いニーズと問屋機能への期待
・環境事業(リサイクル)への取り組み
・新規商材の開拓(メーカーとの協業による)
・商品展開(総合食品問屋)
・無添加有機商材の販売
・食品材料の他の用途への需要開拓(燃料等)

 
 
 

・上位ユーザーへの売上の偏りリスク
・守勢、御用聞き体質
・提案型営業へ脱却できない
・社内の情報共有化が進まない
・次世代を担う人材育成の遅れ
・IT活用の遅れ

 

・需要は漸減、需給面で供給過剰の状況
・規制緩和と業界再編
・流通改革による中抜き、問屋系列化
・食品需要の停滞
・業界の過当競争(価格競争)
・メーカーの収益低下による取引条件の圧迫
・顧客に対する同業他社のアプローチ

 

 重要経営課題の抽出

ABC商事の例(3)

強みを生かして機会をどうとらえるか
・優良顧客の幅広いニーズを発掘し、徹底的に新しい提案(リサイクル、新規商材等)を行い、需要拡大を図る

強みをもって脅威にどう立ち向かうか
・安定した量と価格での商品供給と、きめ細かな顧客対応により、顧客への存在感をアピール(中抜き、競合激化に対応)

機会を活かすために、弱みをどう改善するか。
脅威を克服するために、弱みをどう改善するか

・営業スキルの向上、営業支援体制を確立し、優良顧客への新規商材提案活動を徹底的に行う
・業務プロセスを改善することにより、コストを減らし、価格競争力を高める
・社員のスキルを向上させ、業務スキルや経営感覚を養うことにより、新たな事業の創出を目指す

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